お腹の贅肉を落とすのに腹筋は無駄

お腹の贅肉を落とすための手段としては腹筋を想像するのが一般的ではないでしょうか。しかし、腹筋をどれだけ行ってもお腹の贅肉を落とすことはできないのです。腹筋をするくらいなら食事制限を頑張った方がまだ贅肉は落ちます。

腹筋は贅肉を落とすために行うものではなく、引き締まった美しいお腹を手に入れるために行うものです。したがって、贅肉を落とした後に引き締めるために行う、あるいは贅肉を落としながら同時に行うとよいでしょう。

腹筋は消費カロリーが少ないことが問題になります。腹筋を1時間やり続けてもせいぜい300~400kcalくらいの消費カロリーにしかならないからです。さらに腹筋は50回から100回くらいやればかなりきついと感じるでしょう。運動時間として考えれば2~4分程度です。

これに対してジョギングの消費カロリーは腹筋よりも多いです。例えば体重60キロの人が1時間ジョギングを続けた場合、440kcalほど消費します。

さらにジョギングなら腹筋よりも長時間運動を続けることができます。一度ジョギングを開始したら最低でも10分くらいは行うでしょう。お腹の贅肉を落とすことを考えれば腹筋をするよりジョギングをした方が効率がよいわけです。

運動をすると内臓脂肪を効率的に落とすことができます。しかし食事制限も併用した方が結果が早く出ます。なぜなら運動で消費するカロリーは思ったほど多くないため、食事制限も併用しなければカロリー制限の効率が悪いからです。

例えばジョギングを30分行って220kcalほど消費したとしましょう。お腹が減ってご飯をお茶碗に軽く一杯余分に食べればちょうどそれくらいの摂取カロリーになりジョギングの効果を打ち消してしまいます。

ジョギングを30分行うのとご飯をお茶碗一杯分控えるのとではどちらの方が辛いと感じるでしょうか。ジョギングを30分も行うくらいならお茶碗一杯分のカロリーを控えた方がはっきり言って楽なはずです。

しかし、だからと言って運動を軽視してよいわけではありません。運動も行わなければ内臓脂肪があまり落ちないので、お腹の贅肉が効率的に落ちていかないからです。

以上のように、お腹の贅肉を落とす行為(有酸素運動と食事制限)と腹筋(お腹を引き締めるため)の役割を意識して理想的な体を目指しましょう。