酵素ドリンクって結局痩せるの?痩せないの?

酵素ドリンクで痩せるというのは本当なのでしょうか、それとも嘘なのでしょうか。

100万本売れた酵素ドリンクなどもあり、酵素ドリンクを使ったダイエット方法に何らかのメリットがなければこれほどまでに売れることもないとは思います。

まず酵素ドリンクは野菜や果物、薬草、海藻類などを原料として発酵させて製造したものです。言い換えればヨーグルトや漬物などと同じ発酵食品とも言えます。

酵素が入っているから酵素ドリンクというのでしょうが、実際には酵素ドリンクというより発酵ドリンクと考えた方がよさそうです。その理由は、酵素ドリンクに入っている酵素が本当にダイエット効果があるのかはわからないからです。

その代り、酵素ドリンクを発酵ドリンクとして考えた場合はダイエット効果もありますし、健康効果も美容効果もあります。

あなたも美容と健康のためにヨーグルトを食べたことがあると思います。ヨーグルトがなぜ体によいのかというと、発酵食品だからです。

発酵食品は食品を乳酸菌またはそれに似た菌類が醗酵させたものです。ヨーグルトの場合は乳酸菌が牛乳を発酵させたものです。

ヨーグルトの健康成分を考えた場合、乳酸菌が牛乳を発酵させる時に生成される短鎖脂肪酸が主なものです。京都大学の研究者が短鎖脂肪酸に代謝を上げる効果があることを発見しましたが、これが短鎖脂肪酸の持つダイエット効果です。

だけどヨーグルトの場合はカロリーも高いので、ヨーグルトに含まれる短鎖脂肪酸のダイエット効果以上に高カロリーで太ってしまいます。

話を戻して、酵素ドリンクにも短鎖脂肪酸が含まれています。酵素ドリンクの製造過程で原料を発酵させると言いましたが、この発酵の一部は乳酸菌が行うのです。だから酵素ドリンクにも短鎖脂肪酸が含まれていると考えるのが自然です。

以上の通り、酵素ドリンクには短鎖脂肪酸が含まれていて、短鎖脂肪酸には代謝を上げる効果があります。これが酵素ドリンクのダイエット効果の1つです。

また、酵素ドリンクでダイエットする場合はこれを使って置き換えダイエットをします。普段の食事を低カロリーの酵素ドリンクに置き換えることで、摂取カロリーを控えるというダイエット方法です。

この置き換えダイエットの部分が2つ目のダイエット効果です。

例えば普段の朝食で600kcal摂取していたところ、これを50kcalの酵素ドリンクに置き換えれば、1日当たり550kcalのカロリーを制限できます。これは体脂肪に換算して76gです。酵素ドリンクによる朝食置き換えダイエットを1日行えば76g痩せるというわけです。

13日で約1kgの体脂肪が減っていく計算になります。よって、酵素ドリンクは痩せるのです。